パーマをかけた後、美容室での美しい仕上がりを少しでも長く保ちたいと考える方は多いのではないでしょうか。いくら綺麗にパーマがかかったとしても、自宅でのちょっとした扱いの違いやヘアケアのミスによって、持続期間は大きく変化します。
日常的なケアを誤ると、せっかくのカールがすぐに落ちてしまったり、髪に過度な負担がかかったりする可能性もゼロではありません。
本記事では、持続力を下げるパーマのNG行為や、施術当日から気をつけるべき正しいお手入れのポイントについて詳しく解説します。
パーマをかけた後の持続力を左右する要素

パーマの持ちは、施術方法だけで決まるものではありません。髪質やパーマの種類、普段のヘアケア、髪のダメージ状態などによっても変わります。
まずは、パーマの種類ごとの持続期間の目安と、ホームケアが与える影響について解説します。
パーマの種類ごとの持続期間の目安
パーマの持続期間は、おおよそ1〜3ヶ月が目安とされています。ニュアンス系やフェザー系は、比較的ゆるめのカールや動きをつけるスタイルのため、約2ヶ月が一つの目安です。ツイストスパイラルや波巻きパーマ系は、2〜3ヶ月程度。スペインカールやプードルパーマ系も、約3ヶ月を目安に考えられます。
ただし、実際の持ちは髪質やダメージの状態、カールの強さなどによって変わるため、期間はあくまで目安として考える必要があります。かけ直しの時期も一律ではなく、カールの残り具合や髪の状態を見ながら判断することが大切です。
途中でカットを挟むことで、毛量やシルエットを整えながらスタイルを維持しやすくなります。
パーマを長く楽しむためのホームケア
上記の期間はあくまで目安で、日頃の髪の扱い方によってもパーマの状態は変わります。洗髪後に濡れたまま長時間放置したり、強い摩擦を繰り返したりすると、髪への負担につながるため注意が必要です。乾かす際も、髪を強く引っ張ったり、カールを伸ばしたりしないように扱うことがポイントになります。
一方で、髪の状態に合わせたシャンプーやトリートメントを使用し、摩擦や熱による負担を抑えることで、パーマをかけた髪を良好な状態に保ちやすくなります。
パーマそのものの持続期間には個人差があるため、ホームケアによって必ずしもカールが長期間残るとは限りません。普段の扱い方を見直し、髪への負担をできるだけ抑えることが、パーマスタイルをきれいに維持するうえで重要です。
日常生活におけるパーマのNG行為

パーマをかけた後は、髪への摩擦や熱、乾燥などによる負担に注意が必要です。普段何気なく行っている髪の扱い方が、パーマをかけた髪の状態に影響することもあります。
パーマをかけた当日のシャンプーや洗髪
パーマをかけた直後は、髪が薬剤の影響を受けているため、普段よりもデリケートな状態です。施術当日のシャンプーについては、パーマの種類や使用した薬剤によっても扱いが異なるため、担当の美容師から案内された方法に任せましょう。
また、スタイリング剤を落としたい場合やパーマ剤の匂いが気になる場合でも、自己判断で何度も洗うのは避けたほうがよいでしょう。施術当日に洗髪してよいか迷った場合は、美容師に確認しておくと安心です。
洗髪する際は、頭皮や髪を強くこすらず、シャンプーをよく泡立ててからやさしく洗います。濡れた髪は摩擦による負担を受けやすいため、タオルで強くこすらず、水分をやさしく押さえるように拭き取ることも大切です。
洗浄力や刺激を考慮せずシャンプーを選ぶこと
パーマをかけた髪は、施術によって一定のダメージを受けています。そのため、シャンプーを選ぶ際には、洗浄力だけでなく髪や頭皮の状態との相性も考慮する必要があります。
「市販品だから洗浄力が強い」「価格が安いから髪への負担が大きい」と一概にはいえません。商品によって配合されている洗浄成分や処方は異なるため、価格や販売場所だけで判断するのは適切ではありません。
また、パーマ後はシャンプーだけでなく、トリートメントなどを使って髪の状態を整えることも大切です。髪の乾燥やパサつきが気になる場合は、洗い流すトリートメントやアウトバストリートメントなどを取り入れると、まとまりを保ちやすくなります。
髪を強く引っ張ったりこすったりすること
髪を強く引っ張ったり、濡れた状態で無理にとかしたりすることは、髪への負担につながります。パーマ後は、髪を扱う際の摩擦をできるだけ抑えることを意識しましょう。
乾かす際に髪を強く引っ張ってカールを伸ばしたり、ヘアアイロンを頻繁に使用したりすると、パーマのカールやウェーブが出にくくなる可能性があります。アイロンを使用する場合は、必要以上に熱を加えないよう注意が必要です。
また、パーマをかけた直後に髪をきつく結ぶと、結び跡がつくことがあります。特に施術直後は、髪を強く引っ張るようなヘアアレンジは避け、必要な場合は締め付けの少ないヘアゴムなどを使用するとよいでしょう。
濡れた髪をそのまま放置すること
入浴後に髪を濡れたまま長時間放置したり、そのまま寝たりするのも避けたい行動の一つです。濡れた髪は乾いているときよりも摩擦などの影響を受けやすく、寝具との接触によって髪に負担がかかることがあります。
さらに、濡れた状態のまま寝ると、髪が寝具との摩擦を受けやすくなるため、寝ぐせやまとまりにくさにつながる場合があります。入浴後はタオルで水分をやさしく取り、ドライヤーを使って乾かしましょう。
頭皮についても、濡れた状態を長時間放置するのは避けたほうがよいでしょう。髪だけでなく頭皮までしっかり乾かすことを意識すると、清潔な状態を保ちやすくなります。
スタイリングを省略したり自己判断でカラーをしたりすること
パーマは、乾かし方やスタイリング方法によってカールやウェーブの見え方が変わります。スタイリングをしないこと自体がパーマを早く落とすとは限りませんが、髪を適切に乾かしてスタイリングすることで、パーマによる動きを活かしやすくなります。
スタイリング剤の中には、保湿成分などを配合した商品もありますが、すべての製品が紫外線などの外的要因から髪を保護できるわけではありません。使用する場合は、商品の特徴や用途を確認して選ぶことが大切です。
セルフカラーについても注意が必要です。パーマとカラーを組み合わせること自体は可能ですが、どちらも髪に負担をかける施術です。特にパーマ後の髪に自己判断でカラー剤を使用すると、髪の状態によってはダメージが大きくなる可能性があります。
カラーをする場合は、現在の髪の状態やパーマの施術内容を美容師に伝えたうえで、施術のタイミングや方法を相談するとよいでしょう。
パーマ当日から推奨される正しいケア方法

美しいパーマスタイルを維持するためには、避けるべき行動を理解した上で、適切なケアを毎日継続することが求められます。ここでは当日から実践できる正しいお手入れについて解説します。
ドライヤーを使ったやさしい乾かし方
パーマをかけた髪は、施術による影響で乾燥やダメージが生じることがあります。乾かすときに髪を強く引っ張ったり、ブラシで無理に伸ばしたりすると、カールやウェーブが出にくくなる場合があるため、できるだけやさしく扱いましょう。
洗髪後は、まずタオルで髪を強くこすらず、水分をやさしく押さえるように拭き取ります。その後、ドライヤーを使って頭皮から乾かしていきます。カールを活かしたい場合は、髪を引っ張って伸ばすのではなく、毛先を手のひらで軽く包むようにしながら乾かすと、パーマの動きを整えやすくなります。
ヘアミルクやオイルを使った保湿ケア
パーマ後の髪は、施術によるダメージによって乾燥やパサつきが気になることがあります。そこで、洗髪後にはアウトバストリートメントなどを使用し、髪の状態を整えるケアを取り入れるとよいでしょう。
ヘアミルクは髪になじませやすく、オイルは髪の表面をコーティングしてまとまりを整える目的で使われます。どちらか一方だけを使う方法もあれば、髪質や仕上がりの好みに応じて組み合わせる方法もあります。
ただし、商品によって成分や使用感は異なるため、「ミルクで水分を補い、その上からオイルで水分を閉じ込める」という使い方がすべての髪に適しているとは限りません。髪の乾燥具合や毛量、仕上がりの好みに合わせて使用量を調整しましょう。
パーマの動きを活かすスタイリング
パーマは、乾かし方やスタイリングによってカールやウェーブの見え方を調整できます。毎日スタイリングすること自体がパーマの持続期間を延ばすとは限りませんが、適切にスタイリングすることで、パーマによる動きを活かしやすくなります。
スタイリング剤は、ワックスやスプレーだけでなく、ヘアオイルやヘアミルク、ムースなどさまざまな種類があります。ナチュラルな仕上がりを好む場合は、毛先を中心に少量ずつなじませる方法もあります。
髪を乾かした後にスタイリング剤をつける方法だけでなく、髪が少し湿っている段階でなじませるなど、製品によって適した使い方は異なります。使用する際は商品の表示を確認し、自分の髪質や希望する仕上がりに合った方法を選ぶと良いでしょう。
まとめ

パーマの持ちは、施術時の仕上がりだけでなく、髪質やダメージの状態、日頃の扱い方などによっても変わります。施術当日の洗髪については担当の美容師の案内に従い、洗髪後は髪を強くこすらず、濡れたまま長時間放置しないようにするなど、髪への負担を抑えることを意識しましょう。
また、パーマ後のセルフカラーは髪の状態によってダメージにつながる可能性があるため、カラーをする場合は美容師に相談することをおすすめします。
お風呂上がりには髪をやさしくタオルドライし、ドライヤーで乾かします。乾燥やパサつきが気になる場合は、ヘアミルクやヘアオイルなどのアウトバストリートメントを取り入れるのも一つの方法です。
スタイリングでは、髪を強く引っ張らず、パーマのカールやウェーブを活かすように整えると、スタイルをきれいに見せやすくなります。パーマの持続期間には個人差があるため、数ヶ月という目安だけで判断するのではなく、カールの残り具合や髪の状態を見ながらメンテナンスの時期を決めることが大切です。
必要に応じてカットを挟みながら、髪の状態に合わせたケアを続けて、パーマスタイルを楽しみましょう。

